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2017-10

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基礎から学ぶ 歯槽頂アプローチによる上顎洞挙上手術の原理と法則

─The Principles of Trans Crestal Maxillary Sinus Lift─

上顎洞挙上手術の原理と法則

【著】室木俊美

A4判・128頁・オールカラー・DVD付
定価(本体11,000円+税)
ISBN978-4-8160-1275-4

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内視鏡を使って経歯槽頂上顎洞挙上手術の真実をすべて明らかにした労作。

著者が長年研究してきた、経歯槽頂上顎洞挙上手術を低侵襲で行う手術の全貌をここに解き明かす。

著者が行ってきた、毎年2回・6年間の講演内容の詳細をDVDとともに解説。


経歯槽頂上顎洞挙上手術(trans crestal maxillary sinus lift;TCMSL)―通称「ソケットリフト」のすべてを網羅した、本邦初のカラーアトラス。
上顎臼歯欠損部へのインプラント埋入に際し、上顎洞底を挙上している状態を内視鏡視下に観察し、その状態から科学的に安全な挙上法を提示。また、歯槽骨高や骨密度などからその難易度も明らかにする。さらに、経歯槽頂上顎洞挙上手術(TCMSL)に関連する諸事項を網羅し、臨床家からのよくある疑問についてもQ&A形式でわかりやすくまとめた。多くの症例写真を用いて説明しているので、視覚的にも理解しやすい。
付録のDVDには、内視鏡を使用した経歯槽頂上顎洞挙上手術の症例映像を収録(24分)。
読者待望の実用的な快著であり、すべてのインプラント治療医にとって必携の書。






書評

口腔インプラント治療は、咬合を再構築するための有効な一手段である。近年では、さまざまな材料や手術テクニックの工夫にともなう器具の開発等により、上顎臼歯部のような骨量や骨質の条件が悪い症例にもインプラント体埋入手術が可能となり、適応症が大幅に拡大した。上顎洞底拳上術には、ラテラルウィンドウテクニック(経側方上顎洞拳上術、以下TLMSL)とクレスタルアプローチ(経歯槽頂上顎洞拳上術、以下TCMSL)がある。前者は外科的侵襲が大きく、病悩期間が延長される傾向があるが、後者は最小侵襲手術法であり、患者の負担が少なく回復も早い。しかしながら、TCMLSは盲目的手術であり、決して容易ではない。本書は、このTCMLSに特化した内容を、多数の症例写真および内視鏡下の動画も使用して、上顎洞の解剖から科学的に安全な洞底拳上手術手技までをわかりやすく解説している(TLMSLの手術本は多数あるが、TCMLSに特化した書物の出版は本邦初である)。

 第1章では、中顔面の解剖、骨質、脈管系が内視鏡やエックス線写真を用いて詳しく解説されている。第2章では、TCMLSの現状と分析。第3〜5章では、TCMLSの手術法や手術器具の使用法、そのポイントや危険回避の注意点等が、多数の図や写真を用いて視覚的に理解しやすく紹介されている。さらに、付録のDVDには内視鏡を駆使した手術動画が収録されており、実際の上顎洞のイメージを容易に構築することが可能となる。多種多様な器具や技術によって導かれた手術法は必見である。第6章のインプラント周囲炎の起炎菌、抗菌薬療法に関しては、室木氏の医学博士論文が礎となった研究内容で、優れた学会誌の論文に値すると絶賛される。第7章、Q&A、COLUMNでは、日常臨床における問題点や今さら聞けない疑問に対して的確にわかりやすく回答されている。

 この全7章に要約された本書は、科学的かつ実践的であり、若いインプラント臨床家の必携の書となることは明らかである。




公益社団法人日本口腔インプラント学会指定研修施設

一般社団法人中部インプラントアカデミー 施設長

歯学博士 安藤雅康




CONTENTS

緒言
CHAPTER 1 上顎骨・上顎洞の解剖と上顎洞の形態および生理
1 上顎骨の構造と位置
2 副鼻腔の解剖と生理
3 上顎洞底部粘膜と栄養血管分布の解剖
4 上顎洞に発生する疾患名と診断
5 骨密度分類
 1.骨の物理的特性
 2.インプラントと骨質(bone quality)
6 TCMSLのための実際のCT値を参考にした骨密度分類
7 TCMSLのための洞底部骨形態分類

CHAPTER 2 経歯槽頂上顎洞挙上手術(TCMSL)の現状と分析
1 TCMSLの変遷
2 TCMSLに用いる手術器具の分類
 1.osteotome method
 2.piezo electric device method
 3.rotating drill reamer device method
3 TCMSLのための骨形態

CHAPTER 3 経歯槽頂上顎洞挙上手術(TCMSL)
1 経歯槽頂上顎洞挙上手術法の手術件数
2 術前診断と適応症および非適応症
3 埋入部位の垂直的残存骨距離分類
4 難易度分類
5 各種器具を用いたTCMSLの基本的開洞法と洞粘膜の剝離器具
 1.Hatch Reamer®
 2.osteotome
 3.PIEZOSURGERY®
6 洞粘膜の剝離と補塡材の塡塞法
7 PRF(platelet rich fibrin)の応用
8 移植骨の経時的変化と骨化

CHAPTER 4 RBHを基準にした手術法と推奨度
1 Class別手術法
 1.推奨度の分類
2 内視鏡で明らかになった開洞用骨切り器具の特徴
 1.PIEZOSURGERY®の開洞所見
 2.Hatch Reamer®の開洞所見
 3.オステオトームの開洞所見
 4.慢性上顎洞炎患者にオステオトームで開洞した所見
3 内視鏡で観察したインプラント体埋入後の補塡材の位置と形態

CHAPTER 5 インプラント安定指数と超音波刺激装置の関連性と意義
1 共鳴振動周波数分析装置の有用性
2 低出力超音波刺激装置の有用性

CHAPTER 6 インプラント周囲炎の起炎菌
1 インプラント周囲炎の病期別発症率
2 インプラント周囲炎の病期別菌分離
3 インプラント周囲炎の感染パターン
4 分離菌に対する抗菌薬の薬剤感受性試験
5 インプラント周囲炎に対する細菌学的考察と現状

CHAPTER 7 まとめと展望
1 絶対的適応症こそが本来のインプラント療法である
2 上部構造体を装着した患者が精神疾患(bipolar disorder)を患った
3 腫瘍類似疾患の表面化
4 最後に

付録● Q&A で学ぶ こんなとき、どうする?

COLUMN
・正しい減張切開法(今さら聞けない基本的な外科手技)
・挙上距離とは(臨床のヒント)
・分離培養法と抗菌薬の薬剤感受性試験(臨床のヒント)
・上顎洞根治手術後の古い瘢痕性切開線を見落とすな
(臨床のヒント)
・ミンバラックス(お勧め器具)





室木 俊美 むろき としみ
(D.D.S./D.M.Sc./Ph.D)

医療法人社団 室木歯科口腔外科医院 理事長・院長
(更生・育成医療指定自立支援医療機関 日本口腔診断学会認定・研修施設)
http://www.muroki-tooth.com/

略歴
1956(昭和31)年 石川県七尾市にて出生
1983(昭和58)年 朝日大学歯学部卒業
1988(昭和63)年 金沢大学医学部大学院 口腔顎顔面外科学修了・医博甲第844 号
1988(昭和63)年 金沢大学医学部 助教
1991(平成3)年 金沢大学医学部 講師
1992(平成4)年 公立能登総合病院 口腔外科医長
1997(平成9)年 医療法人社団 室木歯科口腔外科医院、室木口腔インプラントセンター開設

 石川県歯科医師会、学校保健会委員、七尾市学校保健会副会長
 金沢大学大学院医薬保健研究域 医学系 協力研究員
 公社)日本口腔外科学会 専門医    
 公社)日本口腔インプラント学会 専門医・代議員
 日本口腔診断学会 指導医
 日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医
 石川臨床インプラント学術研究会(ICI)会長
 公社)日本口腔インプラント学会指定研修施設 一社)中部インプラントアカデミー 理事 専任講師

専門分野は、顎顔面領域における嫌気性菌感染症と抗菌薬の体内動態および組織移行濃度の研究。原著論文は、口腔外科疾患、感染症、インプラントを含めて80編。




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